脚が攣ってしまう原因

脚が攣ってしまう原因

誰もが、一度は脚を攣(つ)った経験があるのではないでしょうか?

長距離を走っているときや、水泳の最中、はたまた寝ている時など・・・。

急に襲ってくる、あの悶絶したいような痛み、嫌ですよね(>_<)

脚が攣る=筋肉のけいれん(筋けいれん)

筋けいれんとは、突然起こる非自発的な筋収縮で、ふくらはぎ(こむら)に起こることが多いため「こむら返り」とも呼ばれています。

太ももやふくらはぎの筋肉に起こることが多く、激しい運動、疲労、脱水などが原因にあげられますが、実際まだはっきりわかっていないことが多いです。

さて、脚が攣る「筋けいれん」には、原因として言われているものがいくつかありますが、今回はその中でも特にランナーに関係のあるものを取り上げたいと思います。

①電解質濃度の異常・脱水
私たちの体中では、細胞の内外で、ナトリウムやカリウム、マグネシウムなどの電解質のバランスが一定に保たれ、細胞の浸透圧が維持されています。その濃度勾配は、神経細胞の興奮や筋肉の収縮などが行われる際に必要となります。

しかし、筋肉の収縮や弛緩のバランスをとっている、そのミネラル分(電解質)が不足すると、筋肉が異常収縮を起こし痛みが生じます。
ミネラル不足の原因としては、偏った食事、発汗、急激な運動、冷え、水分の不足、血行不良などがあげられます。

特にマグネシウムは、細胞の活動に必要なカルシウムやカリウムが出入りできる状態にする働きを持っているので、マグネシウムが不足すると筋肉が過敏になってしまいます。
(※ただし、サプリメントなどでマグネシウムを過剰に摂取すると、下痢を起こすことがありますのでご注意ください)

対策としては、
日頃からミネラルを含んだバランスのよい食事を心がけること、
水分補給をきちんとし、なるべくスポーツドリンクや塩分でミネラル分も補給すること、
などがあげられます。

②筋疲労
筋肉に疲労が残った状態だったり、普段使っていない筋肉を使ったりすると、筋肉に過度な負荷がかかって強ばり、痙攣しやすい状態になります。

対策としては、
大会直前には過度な練習は行わない、
入浴やマッサージなどで、日頃から筋肉をほぐしてケアし、筋疲労を溜めない、
運動前後にストレッチをする、
などがあげられます。

③環境条件
冬の寒さや夏の暑さなど、過酷な環境条件や、急な気候の変化、急激な温度変化などによって、自律神経の切り替えがうまく行えず、これが痙攣を引き起こす要因ともなり得ます。
水の中に入って脚が攣るのも、この急激な温度変化が関係している場合があります。

対策としては、
事前にしっかり準備運動などをしておくこと
などがあげられます。

④ストレス
精神的な要因もあげられます。
筋肉は脳からの信号を受け取って働いています。
その際、脳からの信号をコントロールし、過度な筋肉の伸縮を保つ、筋紡錘(きんぼうすい)、腱紡錘(けんぼうすい)という機構があります。

ストレスや、ショック、プレッシャーなどがあると、運動神経が異常興奮し、この筋紡錘と腱紡錘のバランスが崩れ連続した収縮(痙攣)を起こすことがあります。
※ふくらはぎや太ももに痙攣が多いのは、他の筋肉よりもこの筋紡錘、腱紡錘の反射機構が発達している為だと考えられています。

対策としては、
ゆっくり深呼吸をする(自律神経を整えることができます)
自律神経のバランス調整作用のある精油(アロマ)の香りを嗅いで、自律神経を整える
(ex.ラベンダー、ベルガモット、ネロリ、クラリセージなど)
があげられます。

これ以外の要因として、
頻繁に脚を攣りやすい方は、末梢神経に何らかの異常がある可能性があります。
ヘルニアや怪我などが原因で、脊髄反射に異常があり、伝達がうまくいっていないなどのケースです。もし頻繁に脚が攣る、何をしても改善されないという方は、一度、神経内科や整形外科を受診されることをお勧めいたします。

長文にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

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