手の治癒力

手の治癒力

セラピストさん、医療関係者、教育関係者、子育て中のお母さん・・・ぜひ、いろんな方に読んで頂きたい、そんな本です(*^^*)

山口 創さん著『手の治癒力』

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先日、「優しいタッチはC触覚線維に伝わり、痛み止めに繋がる」とフィトアロマ研究所の小島さんからお話を伺ってから、

C触覚線維ってなんだろ???
って気になって調べてたら必然的に「山口創先生」に行き当たりました。

「皮膚」と「脳」との関係について、たくさんの著書を出されており、どれも気になるものばかりです!(#^-^#)

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アロマの勉強をされた方なら聞いたことがあるかもしれませんが、『脳皮同根(=皮脳同根)』

人間は受精卵が細胞分裂する際に、外胚葉、中胚葉、内胚葉という3層に分かれて、さらにそれらが分化していろんな器官が作られます。

そして、実は「脳」と「皮膚」は、同じ外胚葉から分化しています。

根っこが同じということですね。

だからこそ、「脳」と「皮膚」には深い繋がりがあるのかもしれません。

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著書の中で、印象深い箇所がありました。(p44)

「私たちはなぜ、それほど癒しを必要としているのだろうか。

その一因は、心と身体が乖離していることである。

私たちは毎日の生活を科学技術に囲まれ、それらを使用しているうちに、いつのまにかそれらに支配されるようになり、知的合理的側面ばかりが偏重される社会の中で生きている。

しかし人は合理的なものからは癒されない。

むしろ、一見すると不合理に見えるものからしか癒されないとさえ思う。

たとえば「がんばってリラックスしようとしてもできない」ように、努力して癒しを得ることもまたできないと思う。

だから全身を他人に委ね、受け身的に何かをしてもらうことでこそ癒されると思う。

アロマの匂いも温泉に浸かるのも、ペットとじゃれあうのもそうである。

このとき「がんばり」を捨てて自分の「心」を開放することが大切である。

さらに人と関わる中で癒しを得ることができれば、質の高い癒し効果が得られるだろう。」

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また、興味深い研究として、「英国の神経心理学者、グレグ・エシック」たちの実験を取り上げていらっしゃいます。

触れるスピードと気持ち良さとの関係を調べた実験で、その際に発見されたのが、「C触覚線維」だそう。

このC触覚線維が興奮した際に、脳へゆっくりした速度で伝わり、様々な効果が得られるよう。

ちなみにこのC触覚線維が最も興奮する速度は、1秒間に5㎝前後(10㎝以下)の速度で触れられた時であり、それ以上でもそれ以下でも興奮しなくなるとのこと。

そして、このC触覚線維こそが、マッサージによる心身の癒し効果をもたらす最大のメカニズムともいえるそう。

また、著者の実験によっても、

「1秒に5㎝の速度で触れられた場合に最も気持ち良く感じると同時に、最も副交感神経の機能が高まりリラックス効果があることが確かめられた」
(p77)

「逆に1秒に20㎝の速度で触れた場合は交感神経が優位になり、覚醒度が高まることもわかった」とのこと。

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触れる速度によって効果が全く違うということは、逆に目的によって使い分けることができるということでもありますね(*^^*)

朝目を覚ましたい時や、スポーツ前のウォーミングアップの際は、スピーディーに、
夜眠りにつく前や、スポーツ後の疲労回復にはゆっくりと、がよさそうですね♪

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本当はまだまだご紹介したい箇所がたくさんある、とても学びの多い素晴らしいご本ですが、このへんで(*^^*)

いつか近い将来のうちに、著者の「山口 創先生」を講師にお招きしてセミナーをお願いしたいと考えております♪

先日図々しくご連絡させて頂いたら、有難いことに快いお返事を頂けたので、もしご興味がある方がいらっしゃって人数が集まるようなら、ぜひ本格的にお願いしたいと考えています(#^-^#)

セラピストとしてより質の高いセラピーをご提供するのに、絶対に知っておきたい内容であることは間違いありません♪

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