相続トラブルは対岸の火事ではない?

相続トラブルは対岸の火事ではない?

「相続トラブル」って、対岸の火事ではないんだな〜と改めて考えさせられることがありました。

昨日一緒にいた友人が、誰かとの電話のやり取りで「そんなのは支払う必要がない。放棄します、と言えばいいから」と言っていました。

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話の端々から、相続に関して話しているのがわかったので、電話を切った後にこう伝えました。

・相続放棄が出来るのは、相続開始後(基本的には亡くなった時から)3ヶ月以内であること。

・また、家庭裁判所での手続きが必要なこと。

「えっ!そうなの?!」とかなり驚いてましたが、手続きが必要だとは知らなかったようです。

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かなりデリケートな内容なので詳細は省きますが、友人の知人で数か月前に亡くなった方がいて、その方の身内に対して、ある債権者から支払い催促の通知が届いたとのこと。

亡くなられた知人が生前に未払いにしていた債務。
親族は果たして支払う義務があるのか?
そして、「放棄」とは?

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こういった時のために定められているのが、「民法」です。
IMG_4666相続というと、不動産や預貯金など「プラスの財産」だけと思いがちですが、実は、借金や未払いの税金など「マイナスの債務」も含まれます。

そして、遺言書で特に明記がない場合は、法律で定められた「法定相続人」が相続することになります。

法定相続人とは、
配偶者(妻か夫)がいれば、配偶者は必ず相続人となり、
①さらに子供がいれば、配偶者と子供(直系卑属)
②子供がいなければ、配偶者と両親(直系尊属)
③子供も両親もいなければ、配偶者と兄弟姉妹
が相続することになります。

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相続が発生してから(基本的には亡くなってから)3か月の間に、特に何の手続きもしないでおくと「単純承認」と言って、プラスもマイナスも全ての財産を自動的に相続することになります。

問題は、この際に多額の借金があった場合です(>_<)

プラスからマイナスを払って、余ったら相続するという限定承認」という方法もありますが、これは相続人全員で行い、しかも「財産目録」などを作成しなければならないなど、かなりの手間がかかるので余り利用されていないようです。

そして、友人が電話口で言っていた、「相続放棄」

これは、プラスもマイナスも、一切の財産を放棄する(受け継がない)という意思表明です。
これを行うことで、始めから相続人ではなかったとみなされます。

そのためには、相続開始から「3か月以内」に、「家庭裁判所」で手続きをしなければなりません。

これをしておけば、仮に多額の借金があっても自分に降りかかってくることは免れます。
ただしプラスの財産が多かった時も、相続することが出来なくなってしまいますが(^^;;

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親族の誰かが亡くなって、悲しみに打ちひしがれて、やっと傷が癒えてきた頃に、気付いたら借金が相続されてしまっていたなんて、本当に辛すぎます(>_<)

そうならないためにも、自分が亡くなった時に親族に迷惑が掛からないように、お金の面はきっちりしておく、やむ負えない負債などがある場合は、わかるようにしておく、
また、普段から両親や兄弟などと、そういった部分もオープンに話し合っておく、など、

「遠いいつか」では無く、「今日明日にでも」起こりうるかもしれないという意識で、「相続問題」について一度きっちり考える時間を持った方がいいなと、改めて考えさせられた出来事でした。

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相続について知りたい方は、サザエさん一家を題材にした、『磯野家の相続』がとってもわかりやすくてオススメです(#^.^#)
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「タマに相続」の遺言状って(笑)

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